匠 01

インク調整の達人  

お客様からいただいたデータをそのまま印刷すると、使用する紙の質や色によっては全体の色バランスが微妙に合わなくなることがあります。これらを微調整するのが私たちの仕事です。

特に、人間の顔や食品などはイキイキとして見えることが重要ですので、とても気を遣う部分です。それゆえ、経験を積んだ職人ならではの仕事であるという自負とともに、大きな責務、そして何よりも「お客様に喜んでいただけること」に、やりがいを感じながら作業しております。

CIP3が導入されて以後、大まかなインキ調整量がデータであらかじめ決定されているので、立ち上がりが非常に早くなり効率化が進みました。現場も助かっていますし、コスト低減にも大いに貢献してくれているようです。しかし、やはり最終チェックの段階では人間の目による調整は欠かせませんよ。

普段から、他社様の手がけられた印刷物の仕上がり具合などをじっくり見ることは癖になっていますね。世の中の印刷物すべてが、自分の仕事をレベルアップさせてくれる教材です。単なる職業病とも言えますが……(笑)


匠 02

営業の達人  竹中さん

営業の達人竹中さん

お客様からご依頼を承り、それを社内に持ち帰って子細に伝えたり、反対に、社内からの提案をお客様にお伝えしたり、ご依頼いただいた印刷物を「美しく・迅速に」納品できるよう、常に橋渡し役となって駆け回るのが私どもの仕事です。

作業をスムーズに進行させるためには、営業職といえども、印刷技術や印刷現場の知識が欠かせません。お客様が望まれる印刷物には、どのような工程と日数が必要か、見積もりの概算、ご入稿いただくデータの形式、ソフトウェアのバージョン等々、問われれば即座に且つ正確にお答えできなければなりません。また「いま世間では何が流行し、求められているか」を知るため、常にアンテナを張っておくことも必要です。お客様のご希望にベストを尽くすためには、日進月歩の現場技術や流行についての研究は必須です。


印刷現場に対しても、お客様から承った情報を正確で漏れなく伝達しなければなりません。お客様がその印刷物をどのような場面でお使いになり、どういった効果を望まれているのか……、これらを100%伝えるには、「私はお客様側の社員である」という心構えで臨むべきと考えています。第三者の気分で右から左へ漫然と伝達するだけでは、お客様にご満足いただける結果は出せません。

営業の達人竹中さん

印刷物は非常に長い歴史を持つ媒体です。かつてパソコンがオフィスに浸透した二十年ほど前、また、ご家庭にも浸透した十年ほど前、印刷は廃れてしまうだろうと語られたことがありました。しかし実際は需要が失われることもなく、いまも大切な媒体として重宝されています。

自由自在にめくることができる、大きな壁を飾ることができる、本棚に置くことができる、折りたたむことができる……これほど身軽で、しかも確実に情報伝達できる媒体がほかにあるでしょうか。表現したいこと、伝えたいこと、お客様の「こうしたい!」を迅速そして正確に実現できるよう、これからもお客様と印刷現場の間を飛び回ります。こういう大変な業務ですから、体力には自信がありますよ!(笑)


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